「聞こえるか。今、俺様は悲しい。今から戦いが始まるのだ。 それも……敵は我が弟たちだ」 何が悲しいだ。 楽しそうな顔しやがって… 「ディゼル、手の力緩めろ」 「あ、ああ」 イアンに言われてなければ、食い込んだ爪が今にも皮膚を突き破るところだった。 「…あの野郎、思ってもないことを」 「ハハハ…まあまあ」 俺たちはまた、ジュダスに目を向ける。 「この国の王は誰だ?」