誰かがポツリと言うと、周りも口々に叫んだ。 「何だと新入り!」 「今からじゃ遅いんだ!」 「つかお前何なんだよいきなり!」 「かっこつけたいだけか!」 ……あ、俺が誰か言ってなかった… 「こんのアホディゼル!!」 ガツン! と拳。 「痛ってぇ!」 けど、イアンにかまう暇はない。 痛みで出た涙を拭い、背筋を伸ばす。 「俺の名前はディゼル。ディゼル・ランドルフ。大ブリテン王国第4王子だ!」