「レイモンドが言ったことと同じさ。 結局は皆、人それぞれ。大切なものが違う。情報の重さなんて、余計にな」 上層部にとって重要であろう情報は、一介の兵士には酒の肴くらいのものだった。 「……まさか、この軍の3分の1もの人間がアイルランド人だとは思わなかったな」 「それだけの人間がいきなり従わなくなれば、軍としては再起不能だな」 「ああ。明日から別行動だけど、大丈夫か?」 イアンは弓兵、俺は歩兵。 配置は当然、別の場所だ。