英国喜劇リトレイス



そして、夜がふけた。

皆は夕食が済むと、さっさと寝てしまった。

俺は寝袋を抜け出し、天幕をくぐる。
その先に、鳥の世話をするイアンがいた。


「セルマからの連絡か?」

「ああ。レイモンド様は無事にウェールズを出発したそうだ」

「エルヴィスは?」

「手筈通りだって」

「そうか」

俺は息を吐いて空を見上げた。

レイモンドもエルヴィスも順調。
とどのつまり、全てが巧く進んでいるということだ。

「そしてこっちの情報収集もうまく行ったと」

「びっくりするくらい簡単に出てきたな」