ダイアナのどもりはいつものこと。 そう、そうに違いない。 ちょっと冗談に聞こえないのは気のせい森の精! 「顔色が悪いんだよ」 空気の読めない奴が肩をポンポン叩き、その手を払う。 「るせぇ、俺に構うな! つかお前誰だ!」 「そういえば、確かに」 今さら手を叩くんじゃないレイモンド。 俺が目覚める前にあっていい件だぞおい!! そいつはアハハと笑って俺の前に立った。 「ボクはロシュ・アレクトっていうんだよ。 色々よろしくして欲しいかも!」 ……なんというか、場違いな奴だ。