そこに爺っ子のレイモンドが声をあげる。
『バリツって?』
『東の島国の独特な格闘技ですよ。背負い投げが得意です』
そんなマニアックなことまで知っている爺はやっぱりすごいんだな。
そんなことをぼんやり考えている間に、ミドは話を戻す。
にこやかな眉をぐっと寄せると、俺たちの背筋も伸びる。
『いかにしても、このままではいけません。かといって、今までの体制を変えることも儘ならない状態です。
これから先、大変な騒動が待っていましょう』
『バリツって?』
『東の島国の独特な格闘技ですよ。背負い投げが得意です』
そんなマニアックなことまで知っている爺はやっぱりすごいんだな。
そんなことをぼんやり考えている間に、ミドは話を戻す。
にこやかな眉をぐっと寄せると、俺たちの背筋も伸びる。
『いかにしても、このままではいけません。かといって、今までの体制を変えることも儘ならない状態です。
これから先、大変な騒動が待っていましょう』



