「ディゼルお前、イングランドのこと放置で来たんだろ? 人集められるのな?」 「……わかんね」 「はい。無理だってよ」 「決めつけんな!!」 エルヴィスはどうだか、と冷たい目で俺を見る。 「…俺と交渉しに来た時もそうな。自信はない。けどやってくれ」 「そんなことでは周りは動きませんよ」 レイモンドまで同意してため息をつく。 イアンはさっきからずっと黙って成り行きを見守っているが、神妙に下を向いていた。