「プッ! 仕草まで同じ……流石はご兄弟」 「笑うな! つかレイモンドもそんなにショックを受けるな! 俺だって嫌だわ! さっさと要件話せ!」 思いっきり寄った眉を俺に向けると、モノクルを押し上げ、一息。 「僕がここを訪ねたのは他でもない、今後のことについてです」 「今後?」 「ジュダス兄さんのことですよ」 ああ……そっか 俺、エルヴィスに勝ったから 「エルヴィス兄さんの軍も含め、ちゃんと隊を整えたいと思います」