俺たちが酷く驚いた顔をしてると、闖入者は不機嫌にモノクルを押し上げた。 「何ですか。ノックならしました入ると断りも入れました答えなかったのは君たちだ!」 「んな目一杯弁解しなくていい!!」 全く変に短気で困るよレイモンドも。 「で、何、俺のお見舞い?」 「違います」 即答すんなよちくしょう。 「どうぞ」 イアンが紅茶を出す。 少し香りを楽しんでから、一口すする。 すると、ため息をつくタイミングがレイモンドと揃った。