口は強気でも体は無茶苦茶必死。 大剣を盾に逃げ惑う。 「…だから手短にって言ったのに」 「俺のせいかよコラ!!」 すかさず俺の元には銃弾。 「ヒッ!!」 条件反射で突っ込むのは止めよう。 まさに大声で居場所を伝えてる。 「大丈夫かよ? 顔が悪いぜディゼルちゃんな!」 「うるせ! 顔が悪いってなんだよ!!」 ……またやっちまった 戦いは一方的になりだした。 物陰に飛び込んだ先に、レイモンドがいた。 「決まりましたか?」