イアンはやれやれ…と落ち着く。 その隣でセルマが肩を優しく叩く。 「可哀想ね、ちょっと主人が間抜けだから安心してられないのね」 ――っ、大きなお世話だ!! セルマをおもいっきりガンと睨みを聞かせ、イアンには手を振った。 大丈夫だから、任せろ――って多分そんなに安心出来ないだろうけど。 苦笑を浮かべて、エルヴィスに向き直る。 「俺はてめえを認めさせる。ジュダスを叩く為に、協力しろ!」