「……わかった…わかったよ」 こいつが何で俺に任せてくれないか。 確たる実績がない。 「経験不足って言いたいんだろ?」 「ああ。そうな」 たかだか19年の人生だ。 そんなのほとんど経験したことない。 それはもちろんその通りだ。 俺の怒りメーターは徐々に沸点まで伸びていく。 その通りだけど…… バン、と耳元でメーターが振り切れた。 「けど、んなこと言ってる場合かコラァ!!!!」