従者・ユノがゆっくり頷くと、エルヴィスは呆けたまま力を抜いた。 「……」 「なあ、だからジュダスを助けようぜ? ダメならその為の力だけでも!」 エルヴィスは険しく顔をしかめて、黙っている。 俺はもどかしく、足を鳴らしつつ待つ。 待つ。 ……待つ。 「でもお前には任せられないな。そして俺もここから離れられない」 ……ブチリ 本日二度目。 二度目につきメーターはいきなりは振り切れなかった。