英国喜劇リトレイス


「2番目…だからといって何で俺な? 別にディゼル、お前がやったっていいな」

「俺に統治なんざ出来ない!!」

「威張るとこ違うし!!」

「でも…」

俺は目線を下げた。
この先の話は、言いたくない。

「でもお前には出来るだろうよ! 知識も年もあって、ムカつくけど人気もあるじゃないか!」

「…若干、嫌味…フフ」

さりげなく笑うなよセルマ。
空気が壊れるから。

「確かにそうだな。俺はお前より全てにおいて上さ」

てめえもはっきり言うな。傷つくだろよ。