「エルヴィス…今、国で何が起きてるか知ってるか?」 「革命でも起きそうな流れだな。我らが兄上はそっちへ興味ないみたいだがな」 わかってんじゃねーか。それだけに、ムカつく。 「じゃあ何でお前は何もしない!? ジュダスが不在な今、国をまとめるのは2番目のお前だろーよ!」 一気に言った。 「フム…」 さしてダメージを受けたふうでもなく、長い足を組み替える。 「そういう考え方もあるな」 「考え方だ!?」