準備が出来るとエルヴィスはソファに腰掛けお茶を一口。 「さ、座んな。話とやら聞かせて貰おうな」 「いや飲む前に言えよそれ」 エルヴィスが若干ムッとしてるのを心地よく思い、同時に後でのお返しに怯えつつ俺たちも座る。 「美味い」 「当たり前だ。こだわってるからな、俺」 そういう目利きはある。 おまけに楽器も得意だし、おしゃれだしセンスもある。 ここで騙されるんだな、女性は。