純血姫は恋を知った





だんだんと近づいてくる蓮田さん。



蓮田さんを見ると無性に泣きたくなってきた。



でも何で?
私可笑しくなっちゃった?




金色の髪をなびかせながら蓮田さんは私の横を何事もないように通った、


かと思いきや








「フィナ、やっと見つけた」






誰にも聞こえない位の声で囁いた。





どういう事?
私に向けて言った?




それにフィナ?

私は綾那。フィナじゃない。



てことは別の人かな?



いつの間にか座ってた蓮田さんはこっちをじっと見てくる。