「実はー、今日このクラスに見たことのないくらいのカッコいい人が転校してくるんだって!!!」
真美は別に聞いてもないのに言ってくれた。
「へぇ、そうなんだ」
「ちょっと!何その薄い反応!!」
「だって別に興味ないし」
てか、真美はどこでその情報知ったんだか。
呆れる‥‥。
「あやっ「はい、皆席につけー」
真美の言葉は見事に今やって来た担任によって遮られた。
「真美、ドンマイ」
「綾那!来たよ!!」
目を輝かせて興奮している真美。
完璧に真美は私の話しを聞いて無かった。
ドンマイなのは私の方だった。
「今日は転校生を紹介するぞ。蓮田入ってこい」