止まらない




心の中の涙が止まらない



違うの




本当はこんな気持ちになりたくなかった





今の私を見たらきっと彼は哀しむでしょうね





暗い暗い闇の中、私は手を伸ばす





刹那



闇の中をまばゆい光が照らす



私の躯は光に包まれる





躯が小さくなっていく







「貴方と過ごした日々、忘れはしません――‥‥」







そこにいたのは小さな赤ん坊だけ




紅い薔薇のネックレスを持っている赤ん坊だけ