君がいるだけで…[番外編短編集]

「食べたことあるのもあるかもだけどね、」


「美月ありがとう~!これ食べたかったのー。これも…!」


なんて言いながらまだ袋を漁っている紗羅を見て私は微笑む。


だてに幼なじみはやってない。


紗羅の好みは把握してる。


「あ、これは食べたことあるから美月にあげる!」


「いいの?ありがと」


「だって美月、そのお菓子好きでしょ。」


それは逆も一緒みたいだ。


うん、さすが。


“幼なじみ”