「慎吾…!真尋知らないっ!?」


俺の教室に来たかと思ったら、その一言。


『んー…。あ、確か紗羅先輩んとこ?』


「もう~、今日昼はキャプテンの集まりあるって言ったのに!」


そう言って、多分、紗羅先輩の所に向かった俺の彼女、美鈴。


美鈴は俺と真尋が所属しているサッカー部のマネージャーだ。


美鈴は普段から強気な奴で、
男子とかとも普段に喋る。


簡単に言うなら、紗羅先輩とは正反対だ。


だけど、

サッカー部の男子からは意外と人気がある。