「由紀?桜の宮学園にいきなさい!!」

・・・はぁ?

「お母さん?何言ってんの?」

「だぁかぁらぁ、桜の宮学園にいくの!」

「なんでよ?」

桜の宮学園なんて、あたしみたいな
凡人が行けるようなとこじゃない。

「なんでって・・・お母さんの母校だから。」

・・・

「えぇぇぇぇ?!」

「由紀?そんなに驚くおとじゃないでしょ?」

いやいや。驚くって。
あなたが?

「とにかく、明日入学式だから。」

「えっ?ちょっと待って。
桜の宮学園って、遠いじゃん!」

「大丈夫よぉ。
校長先生がお母さんのお友達なのよ。」

「だから?」

「だから寮にもいれてくれるの。」

「えぇぇぇぇ。」

「じゃ、決定ね♪」