紺野と居たときの
ほのかスマイルが気になって仕方ない。

ボクに見せる笑顔とは違うけど…
他の男に見せる笑顔でも嫌なもんだなぁ。


この気持ちがモヤモヤしていて、
このまま自宅へ帰る気分にはなれなかった。

何のあてもなくバイクを走らせていた。

どれくらい走っていたのか、
わからなかった。

だから、疲れていたのかもしれない?


ほのか…

ボクだけの
ほのかだよね?

ほのか…


ボクの携帯がブルブルした。

それで我にかえった。


その時に
ありえないことに

ボクの目の前には
ガードレールの白だけが目に入った。


このままじゃ…



「 ほのかぁ! 」