青葉さんの笑顔を思い浮かべてニヤケていた。
のに、
眠れないなぁと思っていたのに…
私は気持ちよく眠ってしまったらしい。

しっかり寝たらしく
いつもの朝よりスッキリしていた。


今何時?
午前7時…?

はぁ?
ありえないでしょ?

ドキドキしてるのに、
こんなに寝れちゃうわけ?

信じられない!!



「 ほのか、
今日はパパと出掛けてくるから…
もし出掛けるなら戸締りシッカリしてね。 」


ママの楽しそうな笑顔に嬉しくなってきて
二人の会話を聞いていた。

時が進んでいるってことに気がつかない、ほのか。


「 瑠香、7時半だぞ! 」


「 えっ?7時半?
私も用意しなきゃ!
今日ほのかも出掛けてきます。 」


私の顔をみたパパが、
なんだか言いたそうな顔をしてる。


「 あまり遅くならないようにな、
夜道は危ないかな…。 」


それにしても
昨日洋服を決めといて良かった。

もう8時近いし…

メイクをしながら
青葉さんの顔を思い出し笑顔の練習。


ぎこちない笑顔に自分の仕事は何?
呆れてしまった。