気がつけば一時間以上座っていた。
そんなに座っていたから急に立ち上がったら足に力が入らなくって
自分で自分を支えられない私はヨロケてしまった。


「 ほのかちゃん! 」


私を支えてくれた青葉さんの腕がたのもしくって、
私に触れていてくれるところが熱を持ちはじめて…
顔まで熱は移動してきて、
きっと恥ずかしいくらい赤面していると思う。


「 えっと…
ありがとうございます。 」


名前をさっき呼んでくれたんだよね?
聞き違いかな?


「 送っていくよ。 」


「 いいです。
大丈夫ですから…。 」


「 ボクが心配なんです! 」


ちょっとよろけただけだから…
たいしたことないのに…

青葉さんの今まで聞いたことのない強い口調に


「 お願いします。 」


強い口調にビックリしたけど、
迷惑なんかじゃない、
めちゃくちゃ嬉しい。