戦国の月の影



大広間には月影党の皆が集まっている。

私は、上座に座る。

「じゃあ、始める。」

『頭領。忍務をいただいたって本当ですか?』


早速、声があがる。


てか、情報伝わるの早いな~。

まぁ、諜報組が機能してるってことか。


「うん。幸村様は月影党を信頼して下さってる。」

『して、その忍務とは?』

「妖退治よ。とても重要な忍務になるわ。」

『ほほう。腕が鳴るな!』

『うっし!頑張るぞ!!』

いたる所で喜びや、興奮の声が聞こえる。


よかった~。
みんなの士気が上がってくれて。

よし。最後に一発、気合い入れよう!


「いい?私達は幸村様に信頼されてるの。一丸になって忍務に取り組むよ!!」

『『おー!!』』


うんうん。
党の士気もやる気も十分!


見てなさい、佐助!
月影党と私の実力を見せてあげるんだから!