夕方、部屋に西日が射し込んできて眩しいったらありゃしない


「みんな帰っちゃいましたね。」


部屋には、俺と竹の二人きり。


もっと部屋が散らかることを想像していたが案外みんなきれいに使ってくれたみたい



「全然ゴミねぇな。片付けようにも・・・何もしなくていいだろ」

「そうですね。みんなマナーがいいんだから。」



竹がマンガを本棚に順番ずつ並べていく


俺は、それを眺めながらコイツに相談すべきか悩んでいた



あの涙は一体?


確か、純って聞こえたような・・・どうして泣いていたのか


気になって仕方がない

あんなに悲しそうに人目もはばからず泣くなんて。


いつも冷静沈着な松山らしくなく、とても驚いた