「・・・・・・・」
え?今・・・何て言ったの?
「昔、まだ学生だった頃・・・・友達とカラオケで遊んだ時に酒飲んでバカ騒ぎしたんだ・・・・バカだったんだ。本当に・・・・それから酒を飲みながら車の運転をして・・・・」
「・・・・・・」
「真夜中だったから人が誰もいないと思ったんだ!!!・・・・しばらく、運転していたら突然・・・女の人が道路に飛び出してきて・・・事故が起こった」
「・・・・・・殺したんだ」
わたしは、目を反らした
痛い程の沈黙が続く
これは、現実のことなの?
雅人さんは、何を言ってるの?
誰か嘘だといって
「・・・・ウゥ・・・わざとじゃなかった・・・こんな事になると思わなかったんだよ」
森永はそう言ってから崩れるように白いシーツに顔を埋めていく
その様子が余りに滑稽で・・・醜いものに見えた

