シャボン玉の遠足

家でもわたしは父親と会話をするようになり、一緒に母親のいる病院に通うようになった

「あら、ぱぱ今日はエリと一緒なのね。」


母親もそんなわたし達を見て幸せそうに笑っていた


全ての歯車が少しずつ、上手く周りはじめている


そう思っていたのだけど・・・・









だけどそれはわたしの単なる勘違い





この後わたしの心はズタズタに引き裂かれて


さらに深い闇に沈んでいくことになった




それは・・・・・・わたしと森永が出会って3カ月になるのと、わたしが高校3年生になったお祝いに


彼が、海の見えて夜景が綺麗なお店を予約してくれたことに始まる



わたしと彼との間に・・・・まだセックスはなかった


森永も特に求めて来なかったし、わたし自身まだそういう関係になるのが早すぎるような気がして



心のどこかでずっと躊躇していた