シャボン玉の遠足

それから森永とわたしは毎日毎日デートをするようになる



森永は、会社員なので平日は夜8時くらいに待ち合わせをして会った


わたしは、森永に言われてもう一度バスケ部に戻っていた


「エリのバスケしている所、一目見たいな」


そんな森永の言葉に励まされてわたしはレギュラー目指して猛練習を始める



部員のみんなもわたしが真面目に練習する姿を見て、また仲間に入れてくれるようになった



恋する力のスゴさをこれ程感じたことはなかった



森永に認められたい


森永に愛されたい


そんな気持ちがわたしを動かしていたと思う

森永と会った頃から、わたしは少しずつであるけど


自分を取り戻していった