卒業はどんどん近付いた。

春が近づいてくるたび
ケサランパサランとの
遭遇率が高くなっていった。

やはり
タンポポの綿毛ではないのだろうか?

そう思っている間に
少しずつ卒業が近づく。

卒業練習が始まり
練習中
ケサランパサランが飛んでいた。

何故か寒いのに
春だと感じた。