モヤモヤが胸にたまって どうしても 翔君に言わなきゃいけない事の整理がつかない 嘘つきで弱虫の どうしようもないあたしは やっぱり自分のコトばっかり 『ごめんね』も上手く言えなくて こんなんじゃ 全部がダメになっちゃう アレもコレも…って欲張るあたしを 神様が『こらっ』て 今にも雷を落としてしまいそう 結局なんにも出来ないまま 『ぉ…、・・・よ』 ぽわんと赤に染まった教室に 新田君の 優しい声が響いて 肩が緊張で 大きく揺れた