和「あー、そろそろ時間だ」
「・・・時間?」
和「うん、俺バイトしてんの(笑)」
「そっか・・・?じゃあ終わろっか」
そういって席を立とうとすると
新田君に引き止められる
和「・・・・・・明日も、お願いできる?」
・・・やめてよ
なんで?
彼女いるくせに、あたしにそんな顔見せたりしないで・・・
『好き』が
止まらなくなるじゃんか
「・・・・・・ぅん、いいよ」
・・・・・・あたし、無理だ
和「よっしゃ(笑)・・・じゃ、明日」
んふふ、って笑う新田君
「あのっ、新田君!!」
あぁ、ダメ
もう引き返せなくなるよ
翔君を、傷つけてもいいの・・・?
和「ん?」
「明日、・・・・・・話が、あります」
和「・・・話?・・・・・・分かった」
『じゃな』ってあたしの頭にポン・・・って手を置いた新田君
迷惑かけるかもしれない
困らせるかもしれない
・・・・・・翔君を悲しませてまで
してもいいことなのかな?
最低だって、罵られたってかまわない
ごめん
ごめんね
新田君が好きなの