朝霧日向は私のネクタイをいじって遊んでる。

「ねえ?」

ネクタイに向けられてた視線が急に私の方に向けられる。

不意打ち。

もし、これを計算とかでやっていたらすごいと思う。
てか、許さない。

まーあり得ないけど。

上目遣いで私を見る朝霧日向。
反則的に可愛い。

「やっぱ、やーめたっ!」

そー言って私の腕を離してくれた。
朝霧日向は花の様に可愛らしい満面の笑みを浮かべて

「僕の名前は朝霧日向!よろしくね!中原若菜チャン?」

「っ!!私の名前っ。」

何で!?何で知ってるの!!!