初めて、



「はい、授業はこれまで」


「起立、礼」

ガタン


日直の言葉も聞かずに、
お昼にする人もいれば...

頼斗を目当てに隣の教室に向かう子達もいて…







「羽于… 大丈夫?」


「…萌」



また、心配かけちゃった…






頼斗…


どうして、私を見てくれないの?






やっぱり…


私じゃ..駄目ですか?



「萌ー! 羽于ちゃーん!」



『キャーッ』

教室の扉にいたのは、響くん。




女の子たちはすぐに響くんを囲んだ。


にこにこと女の子たちと話す、響くんを…

萌はじっと涙を溜めて見ていた。







トントン

背中を擦りながら、



「大丈夫?」

そう言うと…


「響はずっとああいう性格なの。
それでも、今まで我慢したけど…
もう、無理みたい」


萌は涙を拭いて、
なにか、を決めたような..

強い決意みたいな顔をしていた。