頼斗…
今、貴方の隣にいるのは私じゃないね。
付き合って、もうすぐ2ヶ月だよ
頼斗は私のこと、好き?
ううん、貴方は私を好きじゃないね。
一度も…
好き。だって言ってもらってないよ?
初デートだって、
まだ一回も…行ってないね。
手を繋ぐことも、
キスも、もちろんその先も…
「羽于、おはよー」
あれ、いつ教室まで来てたんだろ?
「もしかして、また?」
私がボーッとしてたからか、
萌にはバレちゃった
「もう、相楽とは別れなよ」
萌とは中学からの親友で、
頼斗の親友の響くんの彼女
「それでも、好き」
萌が言った、またとは
また女の子と一緒にいたってことで、
「羽于が決めることだから、
仕方ないけど、ちゃんと話しなよ?」
心配してくれてる萌に、
「ありがとう」
じゃ足りないぐらいの好きもあるよ。
