男といるのなんて、どうでも良かった。 また会えたことが嬉しすぎて。 顔がニヤけてしまう、が。 そんな俺なんかアイツの目にはちっともうつってなくて。 あの男がすげぇうらやましいと思った。 そして、横を通りすぎるときに聞こえたアイツの声。 「私、桜凛高校に決めた!!」 ……桜凛高校。 アイツ、桜凛高校受けんのか。