「・・・」


僕はずっと黙って話を聞いていた


「それからだよ・・・


僕が無視したことに怒った英田は


僕をいじめ始めた・・・


毎日散々悪口を言われ


時には叩かれたりもした・・・


けど僕は言い返せなかった・・・


友達もいないし


何より仕返しが怖かった・・・


そしてもう人生がいやになった僕は


親に頼んで引っ越した


引っ越し先ではうまくやれていたのに


またあいつに会ってしまった・・・


もうあいつと一緒に時を過ごすなんて


こりごりなんだよ・・・」


「・・・そんなことがあったのか・・・・」


ふと博喜の顔をみると


泣いていた