「・・・僕もこれを読んでたらここに来ちゃったんだ・・・」


「へぇ!そうなんだ!」


「けどどうやって元の世界に戻ればいいかわからなくて・・・」


「それなら大丈夫!僕はもう知ってるから!」


「・・・?」


「この漫画の主人公の行動に沿って進んでいけば元の世界に戻れる・・・」


「なるほど!」


「・・・はずだ!」


自信をもっていったものの


心の中では


本当にこれでいいのだろうかと


焦っていた


「それでさぁ」


「なに?」


「親友を2人作らないといけないんだけど・・・」


「・・・」


「とりあえず友達になってくれないかなぁ・・・?」


「いいよ」


案外簡単に返事が来た


「僕のほかに祐矢っていう友達がいるから」


「・・・」


「そいつと3人で力を合わせて元の世界に戻ろうぜ!」


「・・・」


急に表情が険しくなった


「・・・どうしたの?」