タイムスリップ

そういうと


少年は


ものすごい速さで逃げて行った


「これって・・・もしかして?」


「あの子もタイムスリップしてきたんだ!」


「よし!がんばってあの子と友達になろう!」


新しい友達候補を見つけたところで


今日は解散した


翌日・・・・・


授業も終わってまた


祐矢とふたりで帰っていると


また昨日と全く同じところに


同じ少年が


ポツンと座っていた


「行くぞ!」


祐矢に言われて


そーっとその少年に近付いた


「よぉ!」


祐矢がなれなれしくあいさつをすると


「・・・」


また黙られた


「なぁ!なんで返事もしてくれないんだよ!」


「・・・」


「おいってば!」


祐矢が強く言うと


「・・・」


しばらくだまってまたものすごい速さで逃げて行った