「リサイクルかあちゃん」葉七はなこ作。
皆さま、お久しぶりです、私は風邪と喘息に苦しんでいる今日この頃です。
いつかは、映画化したい「リサイクルかあちゃん」とても恥ずかしいのですが、私と母の半生を描いた実話をモデルにした物語です。
あらすじをアップしておきます。


『リサイクルかあちゃん』
(あらすじ)
主人公、葉月(14歳)は中学3年生、学校ではバスケットボール部に所属していて、 活発な女の子です。
葉月の母陽子(51歳)は、葉月を39才で出産したこともあり50歳過ぎていたが、明るくて働き者で男まさりな大阪のおばちゃんです。
大学生で兄の真一(22歳)が、乗っていた男性用前かがみギア付きサイクリング車が、サビ付いてボロボロになり乗れなくなった為、新品自転車に乗り換えた。
ある日真一が、そのサイクリング車を大型ゴミに出している。
それを見つけたおかあちゃんは、「もったいない私が乗る」と言って、
錆付いた男性用サイクリング車を「ほら、まだ乗れるやん」と自慢げに乗ってみせた。
翌日前かがみで、競輪選手みたいに自転車に乗り仕事に出かけるおかあちゃんは、 男勝りで近所でも有名人。
また、葉月が捨てた穴のあいた洋服もおかあちゃんがつぎはぎはぎして着るなど、戦争を経験したおかあちゃんは、物を大切にする事を子供達に教えてくれた。
おかあちゃんとは反対で、おとなしくて繊細なおとうちゃん朝夫(56歳)は、
木登りが苦手なため、おかあちゃんがいつも木に登り庭の木を綺麗に切っていました。
その下で切った木の枝を拾いゴミ袋に入れるおとうちゃん。
だが、思春期を迎えた葉月はそんな男勝りなおかあちゃんの存在が少し恥ずかしかった。
かあちゃんが、39才の高齢で私を出産し、とうちゃんは43才位だった。
私が小学校の時には、かあちゃんは、47才位、
とうちゃんが50才前だと言うこともあり、友達の両親は、殆ど20代に比べて年老いた夫婦だった。
参観日に、とうちゃんが来た時に、友達から「おじいちゃん」来てたよね。
と言われたこともあり、両親を見せるのが嫌だった時期もあった。
両親に、罵倒して二度と参観日には来ないで欲しいと言って傷つけたこともあった。


高校に入学した葉月は特に家庭に問題はなかったのだが、不良グループに憧れ、 誘われるがまま当時、流行ったヤンキーになった。
髪は茶髪、ロングスカートを履き勉強もせず、遊んでばかり、おかあちゃんとおとうちゃんに、多大な迷惑をかける。
葉月が高校3年生の時、兄は大学を卒業し就職で地方に転勤になり、 葉月とおかあちゃん、おとうちゃんの3人の生活が始まる。