確かに今思えばほんのひとときの出来事だった。 でも私にとってかけがえのない時間だったと思う。 湊ー。 私待ってるよ。 ずっと湊の帰りを待ってるよ。 もしかしたら帰ってこないかもしれない。 でもね?ずっと待ってるよ。 “俺はお前を置いて死んだりしない” そう言ってくれたから 信じてるから。 もう一度空を見上げた。 湊と出会ったのも 青く透き通った空だった。