落ち着くと、また屋上に戻った。
もう真っ暗で時計を見ると6:30を指している。
「さっきは当たってごめんなさい」
正直に謝った。
「あぁ・・・別にいい」
先輩は優しくなったと思う。
私と出会った当初は
あまり話してくれなかったし
どうでもいいとばかりに
話を適当にしか聞いてくれなかった。
でも今では話を聞いてくれる。
どうして当たってしまったのかの
また後悔する。
「ソラ・・・今日何か変だ。やっぱりなんかあったんじゃないか?」
気づいてたんだ。
私がちゃんと笑えてなかったこと。
無理やり明るくしてたこと。
先輩には嘘付けないな。
私は先輩に向き合ってちゃんと話すことにした。
