「こもりんってさぁ、
好きな子 居たりすんの?」
ある日の昼休み、
小林が唐突に
俺に尋ねた。
「いや...、特に居ない。」
まさか、「村上だ!」なんて言えるはずも無く、
俺は小さな嘘を付いた。
「ふ~~~ん。......俺、水野さんのこと好きなんだよね~~~。」
「えっ?!!そうなの?!!!」
勝手に、
恋愛から かなり遠いところに居ると思っていた小林が、
いきなり、
同級生女子 水野遥 への
恋心を俺に告白して来たことに、
俺は驚きを隠せなかった。
(小林でさえ...、
一人前に、女子に恋しているとは...。)
改めて、
俺は、
「男が、男を好きになる。」ということの異常性を認識して、
焦ってしまった。
そんな俺の心情を
小林は 露知らず、
「こもりん~。応援してよ!」
と、はしゃぎながら話した。
好きな子 居たりすんの?」
ある日の昼休み、
小林が唐突に
俺に尋ねた。
「いや...、特に居ない。」
まさか、「村上だ!」なんて言えるはずも無く、
俺は小さな嘘を付いた。
「ふ~~~ん。......俺、水野さんのこと好きなんだよね~~~。」
「えっ?!!そうなの?!!!」
勝手に、
恋愛から かなり遠いところに居ると思っていた小林が、
いきなり、
同級生女子 水野遥 への
恋心を俺に告白して来たことに、
俺は驚きを隠せなかった。
(小林でさえ...、
一人前に、女子に恋しているとは...。)
改めて、
俺は、
「男が、男を好きになる。」ということの異常性を認識して、
焦ってしまった。
そんな俺の心情を
小林は 露知らず、
「こもりん~。応援してよ!」
と、はしゃぎながら話した。

