そのたびに、 先輩に裏庭に呼び出されて 「 あんた、愛斗の事振ったん だって? ふざけんじゃないわょっ! ちょっと可愛いからって、 調子にのるなっ!」 とか、嘆かれて… イヤ、なんで〜 ?って 突っ込みたくなる。 女の子って、怖い。と、 思った瞬間だった。 ──そんな私にも、すぐそこまで 恋が近づいて来てるのを 知らずにいた。