七瀬のヤツは、コッチを 見ている。 バラしてやろうか、七瀬〜! 「でも、家族とか兄弟が 小さくてお金が必用とかも あるかもね、」 …………。 確かに、そういう理由も 分からないわけじゃない。 もし、そうなら謝らなきゃ、 「そんなん聞いて、 身近な人でホストやってるヤツが いるの?」 「ぐわぁ!? 声が大きいから!!」 「え゙!」 「マンガの話だよ!!」 「ひでー漫画だなソレ!」 「うん、だよね〜」 七瀬は、驚いた顔をしてる。 …別に、あんたを かばった訳じゃないから。