「起きてる?祐騎(ユウキ)」
外から、少し高い声が聞こえた。
「…あぁ。起きてる。中に入っていいぞ」
カチャ…
その声とともに中に入ってくる1人の人物。
「おはよっ」と可愛らしい仕草でニッコリと笑う彼は女性に間違われることが多いが、れっきとした男性だ。
「また煙草吸って…体に障るでしょ」
「もー」と頬を膨らませて怒る彼は、どうしても女性に見られがちだ。それが彼の悩みだったりする。
「いいだろ別に。それより…なんだ?流架(ルカ)」
「あっ、あのね。真田(サナダ)さんが集まれだって」
「そうか…。分かった」
灰皿に煙草を押し付けて火を消した彼女は立ち上がった。
2人は正反対だ。祐騎と呼ばれた彼女は仕草も凛々しいその外見も男性っぽく、流架と呼ばれた彼は仕草も童顔な顔も髪型も女性っぽい。
しかし彼女達は幼い頃からいつも一緒で家族のように育ってきた。
一見は接点がない2人だが、2人の間にある絆とても深い。
――カチャ
そうして2人は部屋を出ていった。
今日も任務だ。
外から、少し高い声が聞こえた。
「…あぁ。起きてる。中に入っていいぞ」
カチャ…
その声とともに中に入ってくる1人の人物。
「おはよっ」と可愛らしい仕草でニッコリと笑う彼は女性に間違われることが多いが、れっきとした男性だ。
「また煙草吸って…体に障るでしょ」
「もー」と頬を膨らませて怒る彼は、どうしても女性に見られがちだ。それが彼の悩みだったりする。
「いいだろ別に。それより…なんだ?流架(ルカ)」
「あっ、あのね。真田(サナダ)さんが集まれだって」
「そうか…。分かった」
灰皿に煙草を押し付けて火を消した彼女は立ち上がった。
2人は正反対だ。祐騎と呼ばれた彼女は仕草も凛々しいその外見も男性っぽく、流架と呼ばれた彼は仕草も童顔な顔も髪型も女性っぽい。
しかし彼女達は幼い頃からいつも一緒で家族のように育ってきた。
一見は接点がない2人だが、2人の間にある絆とても深い。
――カチャ
そうして2人は部屋を出ていった。
今日も任務だ。


