今日も俺の腕の中でいい声で鳴いてる。
「我慢ばっかさせてごめんな」
「……そ、そんなことっぉ、ないよぉ」
「ちゃんと好きだからな」
好きじゃ収まりきれないくらい大きくなってる。
「あたしも……っ」
「イっちゃった?」
「意地悪……。いいとこばっか攻めないで」
「気持ちいいくせに」
一ヶ月後の合格発表で俺は見事に第一志望の大学に合格した。
学部はもちろん教育学部。
俺も夢へと一歩前進だ。
受験が終わってヒマな俺は免許を取ることにした。
唯をドライブに連れて行ったりしたい。
自動車学校に通い始めた。
講習を受けてしばらくしたら実技練習にも入っていくらしい。
一日目の今日は説明を聞いただけで終わった。

