──────…グイッ
え?
突然
腕を捕まれ、
押し倒された。
─────ドサッ
アキ「!?」
気付くと、
隣のベッドで
寝ていた男が
亜希に跨がり、
亜希の両腕を
頭の上で拘束していた。
アキ「…すごぃ早業…」
ヒロ「…。…なぁ」
──────ドクンッ
心拍数が上がる。
低めの声。
アキ「…何。てかこの体勢も何」
下から見てもカッコイイ
ってヤバ…
少しずつ、
体が熱くなってくる。
ヒロ「何してた?さっき」
アキ「!」
コイツ…起きてたんだ。
趣味わる。
人のこと言えねぇけど。
でも、言えない。
アンタの寝顔見ました
とか言ぇねー。
変態じゃね?
