それから数日後、
聡太は野球に専念する為
一足早く寮に入った

(3月も残り一週間か)

中学の友達もバラバラに
なってしまうので、
春休みは遊びまくり

あたしもあたしなりに
充実した毎日を過ごした

高校生になる期待を
膨らませながら、
でもやっぱり考えるのは
聡太の事ばかりだった

「次はいつ会えるかな…」
あの日、交わした約束を
思い出しながらあたしは
空を見つめていた